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田中龍作ジャーナル
 
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突然憲法改正を言わなくなった安倍自民

 安倍首相が最近、持論の憲法改正をピタリと言わなくなった。憲法改正の可能性が少なくなったからではない。その逆だ。

 憲法改正の発議に必要とされる衆参両院で3分の2以上を獲れる可能性が出てきたからだ。

 与党は前回(2013年)の参院選で大勝ちしているため、今回の改選議席に17議席上積みするだけで3分の2に手が届く。

 憲法改正は現実味を帯びてきたのである。

(略)

 法律家でもある福島みずほ議員が次のように指摘した ー

 「憲法違反と自民党がずっと60年間言ってきた集団的自衛権の行使を合憲として戦争法を強行したのは安倍内閣だ。

 憲法をここまで踏みにじる安倍政権が次に憲法改正をするというのであれば、これはすさまじい立憲主義の破壊が起きる。自由や民主主義が危ないとすさまじく危機感を持っている。

 自民党はすでに自民党改憲案を発表しているが、説教たれたれ憲法、憲法ですらない。なぜか。憲法は権力を縛るものなのに国民を縛るものになっている」。

 民主主義に警鐘を鳴らす福島みずほ議員が今回の参議院選挙では当落線上にあるとの説もある。民主主義が危機にあるということを伝えないマスコミの争点隠しに乗ってはならない。


以前と同じ轍を踏んではならない

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BLOGOS

自民党の参院選公約では、衆参両院の憲法審査会で議論を進め、各党との連携を図るとともに国民の合意形成に努めるといった一般的な記述に止まり、安倍総理の悲願である9条改正には言及がありません。一方、賛同を得やすいためか参院選挙制度改革で改憲を持ち出しました。安倍政権は口では経済最優先と言いながら、実際に注力したのは、特定秘密保護法集団的自衛権の行使を可能にする安保法制でした。2014年の衆議院選挙においても、安保法制のことを積極的に取り上げなかったにもかかわらず、選挙が終わった途端、信任されたと主張しました。それが国会における、あの乱暴な強行採決に繋がって行ったのです。改憲で同じ轍を踏むわけにはいきません。


「改憲が争点では戦えない」から争点を隠す卑怯な自民党

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毎日新聞2016年5月3日

【ソウル米村耕一】自民党の二階俊博総務会長は2日、夏の参院選について「自民党が先頭に立って憲法改正に旗を振る姿勢を示したなら、選挙に勝てない」と述べ、改憲を争点にすることに慎重な考えを示した。訪問先のソウルで記者団に語った。

 二階氏は、野党の協力がなければ参院で改憲案の発議に必要な3分の2以上の議席は得られないという安倍晋三首相の見解を支持したうえで、「国民は慎重に考えている。こちらが憲法、憲法というのは得策ではない」と指摘した。参院選に合わせて衆院選を実施する衆参同日選に関しては「首相の判断を待ちたい」と述べた。


ポイント

・「経済」を打ち出して「信を問う」と言い、選挙に勝つと別のことを真っ先に行うのが安倍自民の常套手段。

・2012年は特定秘密保護法、2014年は「アベノミクス解散」と銘打って、「安保法案の信を得た」と言いだした。

・「特定秘密保護法」も「安保法案」も「改憲」も、選挙の争点にすると選挙に勝てなくなるから、「経済」を隠れ蓑にして、選挙に通ると「信を得た」と言いだす。

・今回は、そもそも野党が言いだした「増税延期」であるにも関わらず、「増税延期の信を問う」という全くでたらめな詭弁を用い、またも争点隠しを行っている。

・安倍自民党の卑怯さは計り知れない。この国の卑怯者と嘘つきだけを集めた自民党にだけは、票を投じるべきではない。


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