<ざっくり言うと>
  • 今の安倍政権、自民党は、保守ではなく自らの保身しか考えず、1年後の自分たちの議席のために10年後の日本を破壊するモンスターと化している。
  • 今の安倍政権、自民党を支持することは、自分たちの国を破壊するモンスターに餌を与えるのと同じこと。
  • 安倍政権は、年金に関する金融庁の報告書を受け取らないと決めて、議論そのものを放棄。その理由を「政府のスタンスと異なる」と発言。専門家の報告書を「政府のスタンスと異なる」ことを理由に拒否するなど、「政府に都合のいいものを持ってこい」ということにほかならず、それは民主主義国家ではなく独裁国家のスタンスである。
  • 麻生太郎は担当大臣でありながら、1週間たっても報告書を読んでもいない。
  • 自民党は都合の悪い報告書を作った金融庁に対し抗議し、撤回を要求。しかもその理由を「我々は選挙を控えている」と堂々と恥ずかしげもなく言ってのける。自らの保身のことしか考えていないことを恥とさえ思っていない。
  • 現在の自民党は完全に暴走している。一度政権から離れて頭を冷やさないと、自民党を守るために日本を破壊されることになる。モンスターの暴走は一度止めることが必要。
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久々の更新になるが、何十回でも何百回でも言う。


安倍政権と自民党は、自らの保身のために日本を破壊するモンスターである。


自分の生存のために、日本そのものを食らい、都合の悪いものは踏みつぶし、気づいた時には自分が住んでいる日本そのものを破壊してしまっているというモンスターだ。


今の自民党・安倍政権を支持することは、自らの国を破壊するモンスターにエサを与えることであり、5年後、10年後、子の代、孫の代の日本を考えるのであれば、安倍政権と自民党だけは、何が何でも真っ先に選択肢から外さないといけない。


安倍政権と自民党は、民主主義国家において、決して存在してはいけない悪である。もはや存在自体が悪だと言って差支えない。存在そのものが害悪以外の何物でもない。日本のことを思うのなら、モんスターに餌を与えては絶対にいけないのである。

~都合の悪い報告書を握りつぶすモンスター独裁者たち~


また安倍政権が、民主主義に対する破壊行為を平然と行った。


金融庁のワーキンググループが作った年金に関する報告書を受け取らず、「もうない」と言って存在自体を否定したのである。

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毎日新聞2019年6月12日

これは年金だけでは老後資金が足りず、自助努力により2000万円必要となるという報告書で、当然安倍政権・自民党にとっては大変都合の悪いものだった。


だが、この報告書は、どこぞのバカが勝手に作ったものではない。財務省、もちろん財務大臣である麻生太郎自身の命令で、政府の政策の参考とするために有識者ワーキンググループに作成を命じ、有識者21人が2時間半の議論を12回重ねて作ったものだ(参考)。ポッと出の根拠のない報告書ではない。


政治家は専門家の意見を聞き、それを参考に議論を重ねて政治をすることが仕事であり、専門家の意見を聞かずに政治を行えば、それは独裁国家に他ならない。例えばソ連や中国では、スターリンや毛沢東が、農業の専門家の意見も聞かずに行った農業政策によって、数え切れないほどの農業被害が起き、餓死者が発生した。専門家の意見を聞かないのは独裁国家の政治家の行為でしかない。


もしも報告書に納得できないところがあれば、聞き取りを行うなど議論を重ねていけばよいのだ。それが政治家の仕事だ。


ところが、自民党は、「政府のスタンスと異なる」と言って、受け取り自体を拒否したのである。

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↑(産経新聞6月11日)

これは、「政府に都合の悪い報告書は受け取らない」「政府に都合のいいものを持ってこい」という意味にしかならず、正しい情報をもとに議論を重ねるという民主主義の今回を破壊する行為である。このようなことをする安倍自民党は、民主主義国家に存在してはならない悪だと断ぜざるを得ない。政府のスタンスと一致する報告書しか受け取らないというのは独裁者の性質そのもの安倍政権の本質は民主主義ではなく独裁だということを改めて明らかにした。


このような政府与党の行為が是認されれば、日本の官僚は今後「政府に都合の悪い報告書にならないようにしよう」となり、ただの政権の太鼓持ちになるだろう。官僚が政権の太鼓持ちになった国家は、もう民主主義国家ではない。


安倍政権と自民党の基本スタンスは、保守でもなんでもなく、保身でしかない。自らの保身のために、臭いものにふたをして隠したのだ。彼らは日本のことなど寸分も考えていない。5年後10年後、子の代、孫の代の日本ではなく、1年後の自分たちの国会の議席のこと以外何一つ考えていない身勝手な集団なのだ。自分たちの議席のためなら、のちの日本がどうなろうと構わないという、本末転倒の保身集団、それが自民党であり安倍政権である。


民主主義とは、選挙が行われていれば民主主義なのではない。正しい情報が与えられ、その情報に基づいて国民が判断し、正しい情報をもとに政治が行われてこその民主主義である。


都合の悪い報告書は受け取らないというのは、民主主義国家の政府のやる行為ではない。それは独裁者の作法であり、安倍政権は、自らの一時の保身のために、日本の民主主義そのものを破壊する、身勝手なモンスター集団でしかない。

~報告書を読んでもいない麻生太郎(←副総理!!??)~


さらに、あまりに衝撃的なことがある。この報告書は財務大臣である麻生太郎が受け取るはずだったものであり、受け取り拒否を決めたのも麻生太郎だ。ところがこの麻生太郎、報告書を読んでさえいないのである。

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麻生太郎は6月10日の参議院決算委員会で、「冒頭の一部、目を通した。全体を読んでいるわけではない」と明らかにしたのだ。


報告書が公表されたのは6月3日。なんと、麻生太郎は、自分が担当大臣であるにもかかわらず、わずか56ページの報告書を1週間たっても読んでいなかったのだ。そして、読みもしないで「政府のスタンスと違う! 受け取らない」と批判していたのだ。これが今の日本の財務大臣、これが今の日本の副総理である。心底呆れて開いた口が塞がらない。こんな人間が一体どうやって政策を決めることができると言うのか。


安倍政権に政権を担う資格も能力も全くないことがまた一つ明らかになったと言える。

~「選挙のため」というのを隠しもしない下衆な自民幹部たち~


そして、安倍自民が自分たちの保身しか考えていない、保守政党ならぬ保身政党だということがはっきりとわかるのが、二階のこの発言だろう。
>>我々は選挙を控えているわけですから


これは自民党が金融庁に報告書の撤回を求めた理由について問われたときの受け答えであり、この動画では切れてしまっているが、二階はこの前に「参院選を控えており、候補者に迷惑を掛けないようにしないといけない」と恥ずかしげもなく言って乗絵けているのである。(東京新聞6月11日


選挙に都合が悪いから受け取らないのだということを恥ずかしげもなく堂々と言ってのける二階。まさに下衆の極みである。自分たちの保身が第一だと考えていることがよくわかる。


しかも、金融庁に対し、「(金融庁は)自分たちが置かれている立場をもっと真剣に考えなきゃいけない」「厳重に注意しておきます」と言って、抗議したのだ(日テレニュース6月11日)。オレ様たちに逆らうような真似してるんじゃねえ、というわけである。「俺たちに逆らうんじゃねえ、そうじゃなきゃ潰すぞ」と恫喝しているに等しく、完全にヤクザだ。


二階だけではない。萩生田も、「金融庁がこの時期に、何を目的でこういう報告書を作ったかを明らかにしてほしい」などと、陰謀論じみた発言をしている。


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(↑産経新聞6月11日


萩生田の発言は、「自民党様に都合の悪い報告書を選挙前に出すとは何事だ」と言っているにすぎない。


自民党は、5年後、10年後、子の代、孫の代の日本のことなど、寸分も考えていない。彼らの頭の中にあるのは、目の前の参院選で議席を守ることだけ。1年後の自分の議席の為なら、日本の民主主義システムを丸ごと破壊するような行為でも平気で行えるのだ。


何度でも言う。


安倍政権と自民党は、自分たちの保身しか考えておらず、自分たちの1年後の議席のために嘘と隠蔽と捏造を重ね、10年後の日本を破壊するモンスター集団だ。


自分たちに都合の悪い報告書はなかったことにして、議論さえしない。それが自民党だ。


あるものをなかったことにしてしまう。それが今の安倍政権、今の自民党なのだ。


保身のために、平然と隠蔽を行う自民党を支持することは、隠蔽を是とすることにほかならず、それは10年後、20年後の日本の政治そのものを腐らせることに他ならない。


「消去法で自民支持」などという人がいるが、それは間違いだ。まずは、何があろうと、真っ先に自民党という選択肢だけは消去しないとならない。


自民支持は隠蔽を是とし、日本の政治そのものを根本から腐らせることに賛成することに他ならない。日本のことを考える気持ちがあるのならば、日本のことを少しも考えずに保身しか考えていない隠蔽組織である自民党という選択肢は、積極的に消去すべきものだ。


一つの政権が長く続くと、これほどまでに腐るのだ。


まずは自民党という選択肢を外す。他に入れたいところが特になければ、自民党以外のどこでもいいからとりあえず票を投じる。新政権がおかしなことになったら、また別のところに投じればいいだけだ。そうやって何度も別のところに入れればいい。


一度冷水を浴びて頭が冷えれば、また冷静さを取り戻すだろう。今の自民に必要なことは、冷静さを取り戻すことだ。「選挙があるから報告書は受け取らない」など、冷静さを欠いた暴走でしかない


まずは一度、暴走を止める。全てはそこから始まる。自民党支持は、日本の民主政治そのものを破壊する行為に手を貸すことに他ならない。日本のことを思うのなら、子の代、孫の代の日本のことを思うのなら、今の自民党だけは何があっても一度止めて、冷静にさせなければならない。

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