<ざっくり言うと>
  • 改憲理由に「自衛官募集のため」という驚きの理由を持ってきた安倍晋三。
  • もはや改憲自体が目的と化していて本末転倒。
  • こんなアホ、日本に要らない。
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この男は、結局のところ何のために9条を変えたいのだろう? こんどはこんなことを言いだした。

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首相、改憲は自衛隊員募集のため

 安倍晋三首相は10日の自民党大会の総裁演説で、憲法9条への自衛隊明記の意義について「都道府県の6割以上が新規隊員募集への協力を拒否している悲しい実態がある。この状況を変えよう。違憲論争に終止符を打とう」と訴えた。自衛隊が災害発生時に「自治体から要請されれば直ちに駆け付け、命を懸ける」とも強調した。

 これまでの「自衛隊を明記しても任務や権限に変更は生じない」との説明に対し、変更がないなら改憲は不要だとする野党の批判を念頭に置き、新たな理由を持ち出したとみられる。

 一方、石破茂元防衛相は「憲法違反なので協力しないと言っている自治体を私は知らない」と指摘した。
「憲法に自衛隊を明記しても任務や権限に変更は生じない」として護憲派の批判をかわそうとしたら、「偏向がないなら改憲しないでいい」と言われ、無理やり安倍がひねり出したのが「自衛官募集のため」という、これまたわけのわからん理屈だ。


9条のせいで自衛官募集がうまくいかないなどという事実があるのだろうか? 石破も「違憲だから協力しないと言ってる自治体など知らん」と言っているが、安倍晋三のこじつけだろう。「本当は自衛官になりたいけど、違憲の存在だから入らない」というやつも、少々想像しがたい。自衛隊に入りたいのに自衛隊を違憲と思っている人がいるとも思えないし、自衛隊を違憲と思っている人は、たとえ改憲して合憲になったところで自衛隊には入らないだろう。自衛官を募集したいのなら、改憲ではなく給料や待遇の改善をすべきだろうし、集団的自衛権のような、危険性の増すことはやめるべきだろう。


もはや、改憲理由があって改憲を主張しているのではなく、改憲するために改憲理由をひねり出す状態になっている。改憲そのものが目的となっているのだ。史上初の改憲を行い歴史に名を残したいのか何なのかわからないが、改憲とは総理大臣の思い出作りのためにやるものではない。


こんなわけわからんことを言う奴が総理大臣、要りますか?

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