<ざっくり言うと>
  • 稲田朋美、護憲の考え方を「憲法教という新興宗教」などと揶揄し、立憲主義も憲法擁護義務もまるで身についていないネトウヨ芸を発揮。自民党がどんどん腐っていっている。
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安倍晋三が自民党に引き入れ、自衛隊日報隠蔽問題などを引き起こしたこのバカも、ネトウヨ芸を覚えたようだ。国会議員でありながら、「憲法教という新興宗教」などと言いだしたのである。

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ツイッターで自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の立場に賛成しない立場を表明したはずの稲田朋美・前防衛相が早くも「炎上」だ。安倍晋三首相を応援する会合に参加した弁護士について「法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず」などと表現。

これが、憲法が規定している「憲法尊重擁護義務」(第99条)に反していると批判を浴びたのだ。稲田氏はテレビ番組でツイッターを始めたことを報告し、「炎上しないように頑張っていきたいと思います!」と意気込んだばかりだった。

問題とされたツイートは2018年7月29日21時頃に書き込まれ、

「日本会議中野支部で『安倍総理を勝手に応援する草の根の会』が開催され、私も応援弁士として参加しました。」

などと会合に参加したことを写真つきで紹介する内容。中野支部長の紹介ぶりが炎上を呼んだ。

「支部長は大先輩の内野経一郎弁護士。法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理を応援してくださっていることに感謝!」

憲法99条では、国務大臣、国会議員や公務員に憲法尊重擁護義務を課しており、稲田氏のツイートはこれに反しているのはないか、といった声が続出。「日報隠蔽」(集英社、共著)などの著書があるジャーナリストの布施祐仁さんも、ツイッターで

「こういう認識の人が防衛大臣をやっていたことに改めて震撼する」

と嘆息した。こういった反響を受けて、稲田氏は遅くとも7月30日午後にはツイートを削除している。

炎上3日前には「炎上しないように頑張っていきたいと思います!」

そもそも稲田氏のツイッターは、これまでのネガティブなイメージを払拭するために開設されたものだった。最初の書き込みは7月24日で、

「平成28年2月、自民党政調会長だった私は、LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため、特命委員会を立ち上げた。今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ。私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる」

という内容。保守派として知られる稲田氏ですら杉田氏を批判していると受け止められた。7月26日夜放送の「深層ニュース」(BS日テレ)でも、ツイッター開設の狙いを

「ツイッターで私のイメージというか、本当に右で、歴史問題では修正主義者っていう向きも多いが、いろんな面を発信することができればいいなあと思いまして...。まだまだ未熟なので、手探りで...。まだ1個しかやってない(1回しかツイートしていない)んですけれども...炎上しないように頑張っていきたいと思います!」

と力説したばかりだったが、それからわずか3日後の「炎上劇」だった。
@niftyニュース

護憲派だろうが改憲派だろうが、憲法を順守しなければ近代民主主義国家とは言えない。そして、護憲は現行憲法を変える必要はないというだけの主張である。それを「宗教」などとよく言えたものである。どうして70年間続いてきた現行憲法を変えないというだけの選択した「宗教」なのか。


稲田朋美は南スーダンでの自衛隊の活動について、日報に「戦闘」という言葉がありながら、「戦闘ではなく衝突」と言い張っていた。その理由について、「憲法9条上の問題になるから『武力衝突』という言葉を使っている」と答えている。つまり、この女は言葉遊びで憲法を誤魔化そうとしているわけだ。そもそも根本的に立憲主義国の政治家になってはいけない人物である。


杉田水脈にしろ稲田朋美にしろ、やはりトップが腐っていると、その取り巻きの人間も腐るようだ。


なお、私は稲田事務所に電話して確認を取ってみた。稲田事務所の反応は「ああ、お宅は憲法大好き人間なんですね」というものであった。事務所の人間の知能レベルの驚くほど低いようである。

==追記==

いまだはまたも「誤解」という言葉で逃げている。自民党の政治家は何かあると「誤解」で済ます卑怯者ばかりである。


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稲田は

「ツイッターに書くにはあまりにも誤解を招きやすい(表現だった)なと思う。憲法を否定するつもりは全くない」と説明。「憲法を変えさえしなければ日本は平和であるというのもまた違う」とも語った。

とあるが、一体この宇宙のどこに、「憲法を変えさえしなければ日本は平和である」などと言っているバカがいるのだろう。稲田や、稲田と似た脳みそを持つバカなネトウヨの脳内だけだろう。

事実、憲法を変えなくても、安倍晋三のようにアメリカ様に引っついて集団的自衛権行使を容認したり、イラクや南スーダンで自衛隊を危険にさらしたりしているものもいる。

「憲法を変えれば、戦争に参加したり巻き込まれたりする恐れが高くなる」と考えている人は大勢いる。もしも憲法9条がなければ、日本がベトナム戦争や湾岸戦争に参加していただろうことは火を見るよりも明らかだ。

だが、「憲法を変えなければ平和である」などと言ってるバカはどこにもいない。稲田朋美のやっているのは、藁人形論法という、卑怯なバカの典型技に過ぎない。

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