<ざっくり言うと>
  • 「身を切る改革」とか「丁寧な説明」とか口先だけの自民党は、またもや自分たちの利益しか考えない法案を強行採決した。
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==追記==
いきなり冒頭から「追記」で申し訳ないが、驚いたことに、タイトルの「ゲリマンダー」を、安倍の病気を揶揄している言葉だと勘違いしている、どーしようもないレベルのバカが世の中には存在しているようなので、最初に説明しておく。

「ゲリマンダー」とは選挙において特定の政党に有利なように選挙区を区割りすることを意味する英語である。詳しくは辞書のページでも読んでおいてもらいたい。普通の政治用語だ。なお、今回の法案がどのようにゲリマンダーなのかはこちらの記事でも参照してもらいたい。

まさか「ゲリマンダー」を病気を揶揄した言葉だと勘違いするようなバカがこの世にいるとは、こちらとしては想像もしていなかった。ネトウヨの頭の悪さはこちらの想像をはるかに超えてくるので、対処に困る。ゲリマンダーという単語を知らないだけならともかく、1秒でググれるものをググりもしないとは、どういう脳みそをしているんだろう。
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大雨があっても酒を飲んでいた自民党。国民のことなど頭に毛頭なく、自分たちの利益の事しか考えない政治屋集団。それが自民党である。
 野党の質疑時間わずか「各党45分」という中、民主主義の根本ともいえる参議院の選挙制度にかかわる公職選挙法改正案(定数を6増する自民案)が11日、参院本会議で自民、公明の数の力により賛成多数で可決、今国会成立を狙い衆院へ送付された。立憲民主党は採決に値しないと抗議のため本会議での採決時に退席した。

 自民案は参院埼玉選挙区定数を『2増』するほか、比例代表では『4増』する。加えて比例の一部に「拘束名簿」を導入する。狙いは鳥取・島根と徳島・高知が合区になったことから、合区であぶれた党の候補者を拘束名簿に入れ救済すること野党からも、国民からも「党利党略」「この時世に定数を増やしてどうする」など批判の声があがっている。

 それでも自民、公明は今国会に成立させ、来年夏の選挙に間に合わせる考えで、国民無視のご都合主義を決め込む姿勢だ。参院特別委員会での野党の質疑時間はなんと45分。小西洋之参院議員が指摘した。また本会議前の特別委員会での採決では自民党議員から「質疑終局・討論省略・自民党案の採決」を求める動議が提出され、討論が省略された。国民民主党の舟山康江参院国対委員長は記者会見で「討論省略は言論封殺だ」と強く非難した。

 小西議員は本会議反対討論で「選挙制度は民主主義の根幹。議長を輩出した第一会派が、党利党略の選挙制度を数の力で強行し、議長がそれを追認するのであれば、それは、我が国の民主主義そのものを否定する暴挙と言わざるを得えない。また選挙制度は国民のためのものであり、自民党のものではない。党利党略による選挙制度の私物化は民主主義の否定であり、断じて許されようがない」と厳しく非難した。 いずれにしても審議は衆議院に移された。「なんでも数の力で好きなようにできるなら民主主義は終わる」(立憲民主党・福山哲郎幹事長)。

 JNNの世論調査でも69%自民党案に反対しているなか、自公には謙虚さが強く求められる。(エキサイトニュース
自民党は「定数増は参院の行政監視機能を強化するために必要だ」などと反論したらしいが、もちろん大嘘だ。定数が6増えることで、どうして行政監視機構が強化されるだろう。数を増やしたところで行政監視能力など強化されるわけがない。まして、森友公文書改竄まで引き起こした自民党が何を言っているのか。


まして、今回の法案では、票が取れないけど党が入れたい人を当選させることができる「特定枠」が設置される。これで得する国民がどこにいるのか。国民のことなど欠片ほども考えていない自民党の下劣な精神丸出しである。


必要なことは人数を増やすことではなく、内閣人事局や小選挙区制の廃止であることは言うまでもない。


自民党支持者はよく「反対するなら対案を出せ」と言うが、野党はちゃんと対案を出していた。ところがそちらは完全に無視され、自民党員である議長の権限で、自民党案のみ採決が行われた。これが独裁でなくてなんであろうか。


この自民党の自民党による自民党のための独裁体制に、怒りの声が上がっている。

自民党に、国民のことを考えている人間などいない。自民党員の脳内にあるのは、自分たちの利益だけである。


「日本を取り戻す」と言うのであれば、自民党と言う下劣な政治屋から、まともな民主主義国日本を取り戻さなければならない。自民党を支持することは、日本国民としての、民主主義国家の国民としての自殺行為だ。

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