(この記事は2015/12/17に「脱『愛国カルト』のススメ」に掲載したものを移転しています)

今回の夫婦別姓問題で、私は知らなかったんですが、安倍晋三氏が2010年にこんなことを言っていたらしいですね。

「夫婦別姓は家族の解体を意味します。
家族の解体が最終目標であって、家族から解放されなければ人間として自由になれないという、左翼的かつ共産主義のドグマ(教義)。
これは日教組が教育現場で実行していることです」

(ワック「WiLL」2010年7月号、参考記事

これが一国の首相となる男が言うことですか!?(※当時は首相ではないが) ネット上の所謂「ネトウヨ」の書き込みにしか見えません。
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(↑そっくりな書き込みをしているネトウヨさんの一例
 
夫婦別姓が家族の解体を意味するなら、夫婦別姓が可能なアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、スイス等では家族が崩壊しているはずです。そんな事実がありますか? 安倍晋三氏の脳内にある家族の絆というものは、別姓になった程度で崩壊するほど弱いものなのですか!? 祖父母と名字が違うのは普通のことですが、祖父母と孫の関係は崩壊しているのですか? 女性が結婚して名字が変わったら、実家の両親との関係は崩壊するのですか?

日本で強制的夫婦別姓を主張している人など見たことなく、今回の裁判でも、求められていたのは選択的夫婦別姓です。選択的夫婦別姓を求めている人は、名字を変えることで同一人物とわからなくなるような事態や、これまで積み上げてきたアイデンティティを守りたいというものでしょう。それは、やりたい人だけがやるものであり、夫婦同姓が良いという人が別姓にする義務はありません。

それが「家族崩壊」につながると言い、「左翼」や「日教組」が家族の崩壊を狙っているなど、妄想も甚だしい卑劣な誹謗中傷です。

これが自民党のトップであり、現在のこの日本のトップです。

以前、世間で「極右政党」と評されているフランスの国民戦線が、自らを「安倍晋三氏の自民党に近い」と評しているということを紹介しました。

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(↑自らを「安倍晋三氏の自民党に近い」と評す国民戦線
朝日新聞2015年1月27日


これまでにも何度も自民党の記事を書いてきましたが、これまで一度も自民党を「右翼」と表現したことはありませんでした。ですが、今回は敢えて言わせてもらいます。

安倍自民党は右翼政党である!

それも、西ヨーロッパ基準であれば「極右」と呼ばれる右翼政権でしょう。「チョン」だの「在日は出ていけ」だの人種差別発言をしないぐらいの分別はありますが、ネトウヨが支持し、ネトウヨ並の思考をする安倍自民党に「自由」と「民主」などありません。自由と民主主義を守りたいならば、自由民主党にこれ以上権力を持たせてはならないでしょう。

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