「テロ等準備罪」という、テロ対策でも何でもない大嘘法案が強行採決されようとしている。


安倍晋三はこの法案がテロ対策であることを強調していたが、自民党の古川俊二議員はテレビ朝日の『モーニングショー』 のインタビューで、「『テロ等準備罪』という名前だが、目的はテロ対策じゃない」ということを堂々と明かしていた(リテラ参照)。


さらに、金田法相は「一般の人が対象になることはない」と繰り返し述べていたにもかかわらず、森山法務副大臣は「一般の人も対象になりうる」とはっきりと述べた(時事通信参照)。法務大臣と法務副大臣の説明が食い違うという、デタラメすぎる滅茶苦茶な状況にもかかわらず、安倍晋三とその仲間たちは、これを無理やり通そうと詭弁を吐きまくっている。はっきり言って、これを支持する人間の頭も全く理解ができない。


さらに、昨日は自民党がついに野党をテロ呼ばわりした。 

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民進党は金田法相に答弁を求めたにもかかわらず、バカの金田に答弁を任せられないと判断した自民党は、金田に答えさせず、林刑事局長に答弁させるという卑怯な行為を繰り返した。野党がそれに対し、「あんたは呼んでない」と林に詰め寄った際に、自民の土屋正忠が「テロ行為だ」とヤジを飛ばしたのだ。 

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東京新聞4月22日

法務大臣に答弁をさせない方が、よほど問題だと思うが、自民のやり方に反対して詰め寄ったことを「テロ」と表現した自民のこのヤジは、「自民様に逆らうとはテロ行為だ」と言っているに等しい。 


こんな自民党により、「テロ等準備罪」が採決されようとしている。断言するが、自民様に逆らえば、恣意的に「テロだ」ということになる世の中が必ず来る。そうなってからでは遅いのだ。


もしもこの法案が必要だという自民の説明に騙されている人がいるのなら、ここ数日のこの法案をめぐる与野党のやり取りを見てもらえば、すぐにこれが擁護のしようもないダメな法案であることに気が付くはずだ。なんといっても、自民党自信がこの法案を理解していない。法務大臣と法務副大臣とで説明が異なり、さらには「テロが目的ではない」と言い切ってしまう大嘘法案なのだ。


この法案は廃案しかありえない。


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