最初に言う。

全て公務員は全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない。

これは日本国憲法第15条にはっきりと書いてある。

大臣も含め、公務員は安倍晋三に雇われているのではない。国民全体に雇われているのだ。

だが、驚いたことに、この国ではそんな当たり前のことが当たり前でなくなってきているようだ。

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森友資料開示、財務副大臣「与党の了解が必要」

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題に関する資料の開示について、大塚拓財務副大臣が20日の参院国土交通委員会で、「本件は相当、政治的な問題になっている。一般的に与党の理事に相談するのは普通だ」と発言し、開示には与党の了解が必要との認識を示した

 真相解明に向けた政府の姿勢をただした共産党の辰巳孝太郎氏への答弁。辰巳氏は「国交省や財務省が『与党の許可が得られないと資料を出せない』と言ってきた。三権分立の観点からもおかしい与党による事実上の検閲だ。行政機関と与党が一緒に疑惑を隠蔽(いんぺい)しようとしている」と述べ、政府の対応や大塚氏の発言を批判した。

 辰巳氏によると、売却価格を不動産鑑定価格から約8億円値引きした根拠となる地下埋設物の確認箇所を記した地図などが「与党の許可」を理由に資料開示を拒まれているという。(杉浦幹治、南彰)
朝日新聞4月20日) 

なんだこれは!!??


国民の財産である国有地売却に関する資料の提示に、どうして与党の許可が必要なのだ。

どうして与党にそんな許可を出したり出さなかったりする権利があるのだ。

理屈の面からも、法的な面からも、大塚財務副大臣の発言は完全にナンセンスだ。

これだけでもお分かりだろう。現在この国は、安倍晋三という一人の男によって蹂躙されている

安倍晋三様に都合の悪い資料は隠され、何をするにも安倍晋三様のご許可をたまわらる必要があるのだ。

安倍晋三は、現在何をやっても許されるのだ。何をやっても皆が守ってくれるのだ。安倍晋三様は神の如き存在となったのだ。現在、この国はそういう状態なのだ。


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